2022年夏の旅3 那智の大滝・飛瀧神社&熊野那智大社

熊野三山バスツアー

行程には入っているのだろうが三つの神社とかつてのお社跡、そしてこの那智の大滝も訪ねることができるのはさすが丸一日かかるだけのことがあり、中でもこの滝はなかなかのハイライトではないでしょうか。

那智大社の前にまずこちらの那智の大滝を訪問。ここは飛瀧神社(ひろうじんじゃ)と言うそうだ。

滝に詳しくないので全く無知だが、滝に行く前に鳥居って、普通あるのだろうか?もっともそれだけここが聖地ということなのでしょうけど。滝には詳しくないけど日本三大瀑の一つなんだそう。(ちなみにあとの二つは華厳の滝、袋田の滝)

滝といえば山の中を歩いて疲れたころに目の前に現れる!みたいなイメージだったのだが、ここ那智の滝へのアプローチは未知数。なるほど鳥居をくぐりいったん下っていく。人や鳥居、石階段がなければ古道を感じさせる山の中。しかしもうバスの中の道すがらから存在がわかるので、もうすぐ手に届く!みたいな迫力と期待で胸が高鳴る。のだが、ここ下るのね、というあと少しがんばれ!という。

なんとも圧巻!

※もっと良い写真にあとで差し替えるかもしれません。

神話によると神武天皇はうっそうとした山の中に光を見てここに辿りついたのだそう。ここはあとに行く那智大社の別宮とされ、滝自体が御神体なのだとか!

そして鎌倉時代の国宝にも描かれていたそう。

そして修験道の修行場でもあり那智四十八滝!のうちのひとつで「一の滝」とも呼ばれているそう。

生命の根源である流れが絶えない水は自然への畏敬という象徴で、そこも熊野信仰の一つなのでしょうね。

ちなみに社務所の横になんてことない別入場口があり、なんでも300円払うと滝つぼが見れ、長生きしたい人は100円払うとその滝の水を飲めるんだとか。まぁそんな余裕が時間的になかったし、そんなに長生きしなくても…と思い入りませんでしたがwww

滝は正直、時間があまりなかったのです。下って参拝して上がってトイレ行って飲物買ったらハイ出発。そこから5分もしない上の駐車場にバスを停めて最後の熊野那智大社を参拝するのですが…ここで

聞いてないよー!!!

ということが…

473段の階段を上れ!

というミッションが与えられました(涙)鹿に見送られながら…

お遍路さんとか偉い。何のためにやるの?(この時点でアウト)

参道に硯屋さん、木彫りのお土産物やさん? 帰りのバスに間に合うのか?ツアーの人たちはいずこへ? 焦り、足を止める余裕はとてもない。平坦な場所でしか写真を撮る余裕がないので階段の写真は少ない。やっと鳥居が見えた!

と思ったらそうじゃなかった。この先の階段を上がり、もひとつ上がったところがコレ。

さすが修験道だ。凡人はこのくらいでへたる。でも私はもっとへたっている人がいたのでまだ大丈夫だと気持ちを震い立たせた。

着いた!

もう着いたことに安堵して、上って来れたことが感謝でいっぱい。そして、

熊野那智大社 

主祭神 熊野夫須実大神=イザナミノミコト

夫須実 とは「結び」「産す霊(むすひ)」だそうだ。

(写真が大きくならない涙)

まるでご褒美のように巫女さんが舞っていらっしゃいました!!!!!!

ちらりと見えますか?しばし見とれて汗も引きます。

(特に祈祷の方はいなかったのでお稽古中かな?)←そんなんあり?

これを見たせいか分からないけど周辺は森なのにとても柔らかな空気を感じました。正面奥の方が本殿だそう。

左に八咫烏のお社。やっぱりただのカラスじゃない…。

御神木は楠の木。中が空洞になっており、胎内くぐりなるものができて一応みなさんトライしているのですが… 護摩木か絵馬に願いごとを書いて持ってくぐると願いが叶う?(なんでやねん)一応くぐるのはやってみましたけど購入はしませんでした…。笑 写真は入口と出たところ。なんだかわからない。

そしてお社の右の方に行くと朱塗りの艶やかな大社とは対照的にぐっと渋い寺院が。お隣は青岸渡寺(せいがんとじ)はかつては観音寺だったそうですが、明治に神社から切りはなされたそう。こちらではお賽銭箱のところに「手を合わせて参拝ください」だったかな?(要は神社じゃないよ)という張り紙がしてありました。

かつて神仏習合だったということでここのお寺が昔からのものだとすれば(未確認)かなり重厚で天井など柱や寺院内天井なども風格ありかなりのものだ。

さてどうしよう…。那智大社では敷地が広く時間も1時間20分ほどとられていたのだが、何しろあれだけ登ってきたのだからあれだけ降りる必要がある。(この時間配分のわからなさで間に合わない人いないのかしら??)

実はパンフレットなどが見当たらなかったのですが、滝の社務所の端の方に地図があったのをぬけめなくもらってきておきました。(一人参加の男性もこのあたりまで一緒だったのですが、地図もなくその後姿が見えなくなったので戻られた様子)

坂道を降りていくとあぁ、滝が見える。そしてこちらは観音霊場、那智山青岸渡寺だそう。どうやらこちらに秘伝の代わりの如意輪観音が拝めるとか。

しかし時間が読めずここは中に入らず、地図を見ながら少しショートカットして途中から来た道を戻ることに。

行きに目に入った意味深なシャッター画。

どうやら7/14に行われる礼大祭の様子かも!?(かなり気になる)

足を若干ガクガクさせながら思ったより早く戻ったので、一人直会でもしたい!!

よし、まだ20分ほど時間がある。ちょうど降りたところにお洒落な茶房らしきものが見えたので躊躇なく入り、こちらの和か屋でもうで餅ならぬ、お滝もちをいただく。店内は和テイストのなかなか素敵なお店でした。

そして時間7分前…。2分ほどのバス駐車場に行くと手前の土産物やで他のバスツアーのお客さんたちが休憩していたのですが(わーい 自分なんかお洒落なカフェでお茶しちゃったもんね♪)と優越感に浸り、バスは16:15大阪に向けて出発。

地図を見るとぐるり、と三つの大社を廻り、いったん海側に出て、そこは三重県からの海岸沿いでもあり、そうか、伊勢神宮と熊野大社のこのラインはかなり重要なのかもしれないと思いつつ、どちらに向かっているのか途中まで方向を勘違いし、結局行きと同じルートに途中から入り、帰り道は日の落ちる時間で紀伊半島の海岸沿いを眺めつつ途中眠りながら、今夜泊まる泉佐野駅を通過し(しつこい) 20:30予定が少し早く20:10に 大阪駅へ到着したのでした。

まだつづく。

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