ここでは1日に2回本殿に入る方法と、出雲大社アクセスと参拝ルートについてご紹介します。なぜこんなに長く書いたかというと、ガイドブックとWEBから見るべき箇所を統合させたオリジナルだからです。まるまる2日とか滞在すればもっとゆっくりできるでしょうが、時間がなかったので1日に凝縮しました。本気で行くときになったら誰かの参考になれば幸いです。(普段は克明な記録はしない旅ブログです)
ちなみに出雲大社では 「2礼4拍手1礼」ですのでお間違えの無いように!
●宿
出雲大社参拝にあたり、観光センターいずも、一畑バス終点及び出発の出雲大社前連絡所から徒歩3分の、 出雲大社 御師の宿 ますや旅館 ( ※楽天トラベルに飛びます)に宿を取りました。理由は、遅く到着だったのでバス停から近い、観光センターいずもでレンタル自転車を借りるため。(ますやさんにして本当に良かったです。温泉風呂もあります!)
● 出雲縁結び空港 から出雲大社までのアクセス
~出雲大社行きシャトルバス(ただしコロナで便数が少ない)または、 ~JR出雲市駅行きのバス(到着口出て左にバスの自動販売機→外へ出て左のバス)
~JR出雲市駅から一畑電車は乗り換えがあるので、一畑バスの毎時00時、30分の30分ごとに出発する出雲大社行きが便利。(約30分。終点は大社前連絡所。ますやさんは終点が便利)
●1日目
※1の宇迦(うが)橋の白い大鳥居は離れているためあとで行きました。
8:00 宿を出発
8時までに朝食を済ませ、宿から約10分ほど歩き、まずはお土産物やさんの並ぶ神門通り正面(2の鳥居・勢溜(せいだまり)の大鳥居)から参道を歩き参拝。下がっていく参道のわりと最初の右側に、まずは最初の参拝社、 「祓社(はらいのやしろ)」 があるが、今回は拝殿でご祈祷をするので省きました。頭を下げる程度。
3の鳥居(中の鳥居)より中央を避けて(理由は松の根っこを踏むから)両脇を通り、4の鳥居(銅の鳥居)の手前左右には、大国主大神様の像があります。4の鳥居をくぐるといよいよ拝殿です。
8:30 庁舎で朝一番のご祈祷申し込み
その後ろに八足門(やつあしもん)というエリアがあり、通常は中に入れませんが、拝殿 左にある庁舎にて8:30よりご祈祷の受付を済ませ、9時10分に集合、朝一番のご祈祷を申し込みました。
ご祈祷料はこちら内を参照
そのあと、拝殿にて参加者の住所名前希望のお祓いとご祈祷、巫女様の神楽で清めていただいたあと、宮司さんと一緒にその後ろのエリアにある「八足門」の本殿に入ります。この2か所で私は、ご縁をいただいたあまねさんのご紹介も心の中で唱え受け取りのパワーをいただきました。
この本殿ですが、通常は中には入れませんが、私は2回入りました。
1回目はご祈祷、2回目は午後の歴史ガイドツアーです。
本殿でもご祈祷をしていただき、ご祈祷料の納めた金額にて異なりますが、頂き物を受け取り解散します。(お札、お守り、お神酒をいただいた器、
人数にもよりますが、終了したのは10時すぎ。約50分程度でしょうか。解散し八足門周辺をぐるりと廻りましたが、午後再び来るため急ぎ足で通りすぎ、庁舎側の十九社から出たところにある神楽殿の有名な大注連縄を見上げました。圧巻です。( ちなみに神楽殿手前の十九社 ですが、ここは神在祭で神様たちが寝泊まりする場所。通常はまで神様はおらずからっぽで閉められています。が、神在祭…まさに今!は夜も開いていて、一年に一度この時だけ、開けられるそうです)
この神楽殿から徒歩3分ほどの場所に、観光センターいずも、があり、ここで自転車を借りました。(電動が壊れていましたが、問題ありませんでした。通常料金で確か530円)
10:30 稲佐の浜 /弁天島
稲佐の浜まで途中ゆるやかな坂道のため押しながら、約15分。徒歩で15分とありますが、もう少しかかる気がします。みんな歩いていましたが15分では着かないと思います。タクシーかレンタルサイクルを利用すると良いかと。
ここには弁天様が祀られた弁天島があり、本殿後ろにある大国主大神様のお父様がご神体の「素鵞社(そがのやしろ)」にて、 稲佐の浜 でいただいた砂とチェンジして神の砂を持ち帰ることができるのです。
というわけで、島の足元の砂を皆さんお持ち帰りしていましたが、そこは湿っているので(笑)、私は砂浜のサラサラの砂を頂きました。
そのあと、下宮、上宮にも立ち寄ります。道路を渡り、左手の住宅街へ入ってすぐ。下宮は天照大神を祀り(にしては小さい)天皇の祖先神、と紹介されていました。そこから1分ほどの上宮まで足を伸ばしました。
こちらは下宮より大きめの社です。ご挨拶をしてお賽銭を備えると身体や腕がビリビリとしました。(ななな、なんだここは!)少しビビッて丁寧にご挨拶をし、あとから調べると、稲佐の浜から、本殿までの間、ここに神様たちが一旦立ち寄り、集まる場所、会議をする場所 とされています。

まだ神様この時は来ていないはずだけど…まぁここの神様もおられたのでしょう。とにかく今回参拝した中で、身体に感じた一番大きな出来事でした。
12:00 旧電車と旧駅舎見学
ここから少し脱線し、来た方へ戻らず、海岸をしばらく走り途中で左手の住宅街へ入り、2の鳥居正面の神門通りへ出ます。一畑電車の旧電車やそこから10分程度の1の鳥居(白い大鳥居)の先まで自転車を走らせ、旧大社駅まで観光。ここから再び戻り昼食を取ろうと思いましたが、12時という時間帯ですでに出雲蕎麦のお店はどこに行列。
一旦宿へ戻り、自転車を返却し、センター付近で昼食。
13:20 命主社(いのちのぬしのやしろ)
昼食を終えてそのまま4の鳥居を通りすぎ、北島国造館を通り過ぎ、向かった先は命主社。詳しくは出雲のWEBをご覧ください。ここに行くまでの間、少しづつ空気が変わったのはわかったのですが、ムクの木と後ろの社、そして脇から道が山に向かってあがっていく竹林の奥の気配が濃ゆく(笑)、あまり長くは正直いられませんでした。
人によってはとても感じるそうですが、私の一番は何しろ上宮と本殿周辺でしたので…。
いずれにしてもどこも共通しているのが社の後ろが山であり、岩であり、自然万物に宿る八百万の神、というところでは(あぁそういう土地を国創設に選んだのだなぁ ) と思わざるを得ません。
Googlemapやサイトなどを探してみてください。
14:20 島根県立古代出雲歴史博物館集合・歴史ガイドツアーに参加
命主社から正面玄関まで10分少々…。14時すぎに着いたので、事前に博物館を見る時間がなくなりました。(解散後に再び訪問し館内を拝見)
事前に「八足門」特別参拝のガイドツアーに申し込みをしておきました。
約20名ほどいたでしょうか…(平日なのにすごい!)15:40まで1時間と少々、ガイドさんの説明を聞きながら、2の鳥居まで徒歩5分歩き、4の鳥居まで説明を受けながら歩きます。このガイドツアー3,000円で、午前と午後ありますが、申し込みして損はありません!
拝殿で再び手を合わせて「八足門」本殿の前に移動します。そこで宮司さんと交代。再び本殿をくぐり、椅子が用意され貸し切りで20分ほど出雲大社について解説していただきました。
内容は参加した方のためあまりここでは触れませんが、 一つだけ紹介すると、 60年に一度「平成の大遷宮」で新しくした際に卸された御本殿大屋根の檜皮古材といって、屋根の一部をお土産にいただきました。 平成20年4月より28年3月までを第1期 として、すべてのお社や注連縄など神様ごと少し移動し、新しくするという大事業。伊勢神宮が20年に一度なので、頻繁にされているように思えますが、考えてみたら60年に一度というのは一生に一度あるかないか。
そして「八足門」本殿前にある丸い輪は、かつての本殿の柱だそうです。
15:45 解散。神の砂を・・・
本殿前でツアーは解散となり、再び八足門をぐるりと廻ります。ちなみに正面向かって右側から廻るのが正式だそうです。(動画参照)
本殿真後ろにある 「素鵞社(そがのやしろ)」にて、ご挨拶をした後、 稲佐の浜 でいただいた砂 と社の下にある砂を取り換えていただきます。
ただ、もう午後の時間でしたので、みんなが取り換えた砂が上にあるような気がして(笑)、サラサラとしたあまり人が触っていないところの砂を頂いて参りました。そして後ろの岩山はパワースポットだそうで(そもそも一帯がそうなんですが)、とりあえず岩山に抱き着いておきました。
ちょうど本殿の真後ろなので半分です。そこから右手に向かいます。実は八足門の本殿では神は海の方を向いていると言われており、正式な正面は、八足門正面から向かったら左、ぐるりと歩けば 「素鵞社(そがのやしろ)」 を超えて曲がった最後の直線。こちらが正面なのだそうです。
境内と周辺の地図はこちらをご覧下さい。(あ、命主社も右の方にありますね!)
16:15 再び博物館へ
歴史ガイドツアーには、博物館の入場券もついているので、早めに博物館へ行ける場合はその方が便利です。博物館は2020年11月現在、17時まででしたが、入館は16:30までのようなのでご注意ください。
この後は、17時に外に出て神門通りを歩きましたが、時はすでに夕暮れ。
大社周辺は夜の食事をする場所があまりないのです…。宿かどこかで予約しておくことをお勧めします。(この日はぜんざいだけ夕方いただき、適当に済ませました)
●2日目 8:30 亀の尾の滝
1日目の命主社に行く手前に北島国造館という場所があり、その敷地の中に滝があるというので、出かけました。
ますや旅館から4の鳥居まで徒歩5分程度なので、2日目は正面から廻らず、ショートカットさせていただきます(笑)8:30から入れるようなので朝食後出かけます。
やはり山に囲まれてこんな聖域の中に手を伸ばせば届きそうな場所に小さいながらも滝があるというのは、良い気が気持ち良いです。朝の散策にぜひどうぞ。誰もいませんでした。
北島國造館の 出雲國造北島家は大国主大神に神勤奉仕をされた天穂日命の子孫 だそうです。かつては現在の千家と交代で行っていたそうですが、 出雲教 として普及や結婚式やご祈祷を担当されているそう。
ちょうど朝のお勤めが始まる時間だったので、太鼓の音が高らかに聞こえました。敷地に誰もいない庭先から、本殿の中を拝見し外から手を合わせました。
以上、長くなりましたが忘備録のためにも明記しました。
●出雲大社
└バス・出雲空港<=>JR出雲市駅(運賃:片道/大人720円、小人360円)
出雲空港<=>出雲大社(運賃:片道/大人900円、小人450円)
└電車 一畑電車(はたでん)
●観光センターいずも(レンタルサイクル)
おすすめ
この後、沖縄の出雲大社 分社にも足を運んでおきました^^
ご拝読ありがとうございました。